”啓育” をコンセプトにした、コミュニケーションスペースです。
”啓育(けいいく)” というコトバを聞いたことがありますか?
ちょっと聞き慣れないですね。
検索してもあまり出てこないと思いますし、辞書にも(現在は)載っていない造語です。
”教育” と似ていますが、ちょっと違います。
教育というと、どうしても「立場が上の人が、下の人に “教える” 」という感覚が入るかと思います。
啓育の “啓” という字には、「ひらく」や「引き出す」という意味があります。
つまり”啓育”とは、
対話によって、本人が持っている才能を伸ばしたり、本人も気づいていない素晴らしい素質を開花させていくこと
と定義しています。コーチングに似ているかもしれませんね。
立場を超えて、お互いがお互いを尊敬しあいながら、コミュニケーションを深めていける。
啓育サロン・ルーツは、自分や相手の本質に気づくことのできる場として、新潟県長岡市に生まれました。
啓育サロンのルーツ
ここは、コアメンバーである白根さんが引き継いだ、木造二階建ての一軒家です。
元々、たばこ屋を営んでいたお祖母様が住んでいましたが、仕事をやめるタイミングでバリアフリーのリフォームを行ないました。その後、お祖母様亡き後にお父様が引き継ぐ予定でしたが、しばらくして他界。
白根家の長男である航(わたる)さんが、家を引き継ぐことになり、塾講師から独立後、「親子塾えすてぃむ」をこの家で開塾するに至ります。
ただ、塾は夕方〜夜なので、昼間は誰もいません。
元々のたばこ屋は、この西神田町でにぎやかさの中心だったこともあり、お祖母様は子どもが大好きだったと伺っています。
そこで、白根さんは「昼間使ってくれて、かつ、相乗効果のあるメンバーがいるといいな」と思い始めたところ、足育アドバイザーである「フットケア・ここゆるてらす」の榎園 早苗(えのきぞの さなえ)さんと、ウェブコンサルタントである「コスギス」の小杉 聖(こすぎ ひじり)が手を挙げた次第です。
日中は小杉が事務所として常駐している事が多く、夕方は白根さんが塾として使用しています。榎園さんは9月くらいから足育サロンを開業予定です。
そして、お祖母様とお父様の眠る仏壇と神棚に見守られ、2015年6月24日のオープニング・イベントを経て、今に至ります。
今後も、啓育サロン・ルーツらしさを大切にしたイベントを開催していきます。
文:コスギス 小杉 聖